サラリ医マン のブログ

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Chlamydia trachomatis の感染確率

ちょっと気になったので雑調べ

Per-partnership transmission probabilities for Chlamydia trachomatis infection: evidence synthesis of population-based survey data

doi.org

モンテカルロ法?を用いて英国のデータ(Natsal-2, NHANES)を解析したところ、

Male-to-female の感染確率は

32.1% [95% credible interval (CrI) 18.4–55.9%] (Natsal-2)

34.9% (95%CrI 22.6–54.9%) (NHANES).

Female-to-male の感染確率は

21.4% (95%CrI 5.1–67.0%) (Natsal-2)

4.6% (95%CrI 1.0–13.1%) (NHANES). 

Per-partnershipとのこと。

ここでいうPartnershipはいわゆる交際人数の事?。

男性⇒女性が感染しやすいのは男性の症状は尿道炎が主だからでしょうか。

他の論文も似たような確率らしい(買ってないけど引用による)。

www.springer.com

 Estimating transmission probabilities for chlamydial infection

doi.org


ただ、

 

dx.doi.org

では、「30~40%って付き合っている間の感染確率ではないか」&「クラミジア感染の自然史を考慮に入れていないため、自然消滅や再感染が起こる可能性があるのでは」と言っている。その観点から計算した値は付き合っている間(6か月を基準)に感染する確率は男女双方70%程度とのこと(上がってる…)。で、5日ごとに性交渉をしていると仮定すると性行為一回当たりの感染率は10%程度ではないかとの事。なるほど。

 

 

しかし楽だなDeePL。だけど自分の読解不足でかなり間違えて修正している。今Verでももあるかもしれない。雑翻訳ですのできちんと元論文をお読みください。